2009年のレシピ
毎年恒例、一月に一年分の石鹸を作ります。今年はいつものオイル配合を変えてみました。今回は硬さを出すのと、もちろんお肌への期待から、シアバター、みつろう、ちょっと高級ですが、アーモンドオイル、アボカドオイルを加えてみました。
- 苛性ソーダ 450 グラム ケン化率 0.85
- オリーブオイル 2343
- パームオイル 460 (500ml)
- ココナツオイル 461 (500ml)
- アボカドオイル 180 (200ml)
- スィートアーモンド 180 (200ml)
- ミツロウ 77
- シアバター 35
- 温泉水 1453.116974
その他の材料
- ニームパウダー・・・近年皮膚疾患の治療のために注目されていて、前から気になっていたパウダー。インドセンダンとも呼ばれる。すこし渋い草の香りのパウダーです。ニームの葉は、抗菌性に優れているので、湿布、水虫、にきびのための美顔用パックまたはクレイパック、水痘を治療する為などに昔から使われてきたそうです。乾燥肌の水分保持を高め潤いを与える作用もあるそうです。おむつかぶれ、アトピーにもよいらしいです。
- フランキンセンスパウダー・・・イエス様誕生のお祝いとして博士たちが贈物のひとつとしてよく知られている乳香です。古くから寺院などで聖別や祈り、瞑想に使用するというフランキンセンス。そのフランキンセンスのパウダーを加えました。香りはストレスや緊張、不安を和らげる作用があるとされています。お肌を活性化するため老化肌に活力を与え、収れん作用により皮脂の分泌のバランスを調整するのにも役立つそうです。また、トラブル肌やニキビの炎症を沈めてくれます。なんかいいことづくしですね。
- ラベンダーパウダー・・・ラベンダーの香りは、ストレスや心身の緊張を和らげ、リラックスにいいですね。お肌へは殺菌効果や免疫力を高めたり新陳代謝促進作用があるそうです。ニキビにもいいし、皮膚細胞の再生を促進して若々しい肌を保つのだとか。
- パスカライト(粘土)・・・パスカライトはアメリカでは、「神秘のクレイ」と呼ばれているそうで、にきび(黒にきび)、湿疹、皮膚炎、切り傷、やけど、しみくすみをはじめ虫さされや消臭、歯磨き粉などに使われてきたそうです。
- ガスール(粘土)・・・モロッコ産のガスールは、モンモリロナイトの一種スティーブンサイトという珍しい鉱物を主成分とし、水に溶けたこのクレイのマイナスイオンが奥の汚れを吸着し、優しく洗い流します。ミネラル(マグネシウムとカルシウム)が、肌や髪に潤いを与え機能を正常にします。
- マリンファンゴ(海泥)・・・「海の泥」と呼ばれる黒いクレイでアメリカの海域から取れたミネラルに富むクレイです。ミネラルが豊富な火山灰を含むこのクレイは、老化の気になる肌や乾燥肌、しみくすみにいいそう。お肌の古い角質を落とし、お肌を白くする効果が高いということらしいです。
作った石鹸のバリエーション(左から)
- ラベンダー石鹸・・・(若々しい肌を保つ) ラベンダーオイルと、レモンで香りをつけました。
- マリーンファンゴ(海泥)石鹸・・・(美白、老化対策、乾燥肌) 老化によいフランキンセンスパウダーを加え、フローラルのミックスオイル、レモン、ラベンダーなどで香りをつけました。
- プレーン石鹸・・・ベースの石鹸種に何も加えず、精油で香りだけをつけました。ラベンダーとフローラルをベースにレモンでさわやかにしてみました。
- フランキンセンス石鹸・・・(リラックス、ニキビなどトラブル肌、老化防止) 香りは乳香とレモンでつけました。
- クレイ石鹸・・・(毛穴対策、オイリーな肌) ニキビに悩む娘のリクエストで作るクレイ石鹸。今回のクレイ(粘土)はパスカライトとガスール。殺菌力のある精油、ティートリーをベースにローズマリーとレモンで香りをつけました。
- ニーム石鹸・・・(アトピー、日焼け、皮膚疾患) 草の香りが強いので、レモン、ティートリー、ローズマリーですっきりとした香りにしてみました。